書くのはつらいよ|それでもブログを続ける理由

こんにちは。カウンセリングオフィスボイスのうえだふみこです。

2022年3月からホームページ(HP)でブログ記事を書くようになってから、丸一年が経ちました。

サウナでボーっとしているときに、「ピッカ~ン!」とアイデアが浮かぶこともごくまれにあるけれど、

たいていはスマホで現実逃避するか、今じゃなくてもいい掃除に没頭したり、
書いている時間よりも、考えあぐねている時間の方が5倍くらい長かったり。

総じて、私にとってブログを書くことはつらいのです。

「だったら、やめちゃえば」という声が聞こえてきそうですが、
それでもブログを書き続けるのには理由があります。

この記事ではブログを書き始めて1年経った今、私が書き続ける理由などに思いをはせてみます。

なぜSNSではなく、HPのブログなのか?

今の時代はLineやInstagramなどSNSが主流。
HPがなくてもクライエントさんとつながることはできますよね。

ただSNSは運営側の都合によって、いつなんどき使用制限や変更があるか分かりません。
そういう外部からの影響を受けにくいのがHP。

住むなら賃貸アパートじゃなくて、持ち家がいい!
個人事業主になるなら、自分だけのHPはどうしても持ちたいと思っていました。

HPは育てるもの?!

HPは完成したら終わりと思っていたら、
HPを作ってくださったWEBデザイナーさんから驚きのひと言。

「完成してからが始まりですよ。
 HPは育てていくものです」

えっ、育てる?
まるで植物じゃない?!

お店を開店しても、世の中に知ってもらわなければ存在しないのと同じ。
何のお店なのか?
お店の雰囲気は?
どんな体験が得られるのか?

カウンセリングは「こちらが商品です」と目に見えないからこそ、
ブログを通じて読み手が抱くたくさんの「はてな」に答えるつもりで、
発信して知ってもらう必要があるんですね。

ビフォー:ブログを書く前の私

とはいえ、書くのは苦手。

思い起こせば高校生の頃。
夏休み課題の読書感想文では、小説の「あとがき」を丸写しして提出していた私。

大人になっても「書くのが好き」って人に会うと、どうやったらそんなふうになれるのか不思議で、羨ましくて仕方ない。

才能がない者にできることは、努力だけです。
私がとった行動は、次の3つ。
・WEBライティングのセミナーに参加する
・同業者のブログを読んで感覚をつかむ
・ランキング上位を占めているWEBライティング本を数冊買いこんで、ノートにまとめる

当時の日記を見ると、こうした下積み生活(?)を2ヶ月あまり過ごしていたことが分かります。

アフター:ブログを始めて1年後の私

ブログにはブログ特有の書き方があることを知って、試行錯誤しながらの1年間。
計画通りに進まなくても、なんとか月1ペースを維持して書き続けています。

2022年8月からは心理士のコミュニティサイトでブログを書かせてもらうようになり、
2023年1月からはInstagramに週1ペースで投稿するようになりました。

なんだか「書くのが好きな人」みたいに見えるかもしれないけれど、
毎回つらいことに変わりはありません。

何がつらいかって、一旦書きはじめたら時間がかかりすぎてしまうこと。

日常生活は一旦停止して、
食事、片付け、洗濯、入浴、就寝など、
すべての時間はズレこんで、学期末試験を目前に控えた学生の時のすさんだ暮らしに舞い戻るのです。

目の前に立ちはだかるメンタルブロック

なぜ時間がかかりすぎてしまうのか?

それはメンタルブロックが雨後のタケノコのように出てきて、己の思考と悪戦苦闘するから。

よくあるシチュエーションは・・・
・「早く書きはじめなきゃ」と見切り発車で進んだがために、脱線した文章を大幅に軌道修正する羽目になる

・「批判されるんじゃないか?」と、見えない誰かの目を気にしながら書いた無難な文章を、結局あとで書き直す

・専門的な内容を書きながら「これ、間違っていないかな?」と気になったら最後、正確な情報源を見つけるために本棚を探し回る

書きはじめの頃は、自分に足りないのは「書き方のノウハウ」だと思い込んでいたけれど、
それ以上に足りなかったのは、「メンタルブロックとの向き合い方」でした。

メンタルブロックを超えさせてくれる言葉

メンタルブロックが出てきたときに、私はどうやって乗り越えているのだろう?
振り返ると、いつも誰かの言葉に支えられているのです。
よく思い出すのは、こちらの3つ。

『誰もができることを 誰もできないくらい続ける』

マーケティング本を読んでいた時に出会った言葉。

目にしたとき、「私、誰もできないようなことをしないといけないと思ってたかも?」っと、我に返ったのでした。

当然そんなことはできるはずもなく、だけど続ける努力なら私でもできる!
この言葉は、何もかも投げ出したくなる私を耐え忍ばせてくれるのです。

『30分で読める文章は 30分では書けない』

占い師、ゲッターズ飯田さんのこの言葉は、「そうだ!そうだ!」と思わずうなずいてしまう。

なんなら私は3分で読めるブログ記事一本を、文章構成や画像編集も含めると3日もかけて書いている。

文章でも、料理でも、絵画でも完成形を見たとき、
できるまでのプロセスにどれだけの時間がかかっているかなんて考えたりはしないもの。

だけど、せめて自分が創り出したものに対しては、
労わりをもって思いを馳せてもいいんじゃないか。

そんな気持ちにさせてくれる言葉です。

『最初は書けなかったよ』

ブログ記事を書いている友人や知人に、私なりの「生みの苦しみ」をもらすと、たいていこの言葉が返ってくる。

そっかぁ、最初はみんなそうなんだぁ。
この言葉は私を孤独から救い、気持ちを楽にしてくれるのです。

それでも書き続ける理由

学校の宿題ではないから、書かなかったからって単位が取れなくて困ったりしないし、
「書くのが好き」って言える人みたいに、サクサク書けるわけでもない。

それでも書き続けるのは・・・
人生の半分以上を過ぎた私の年齢でも、「まだ成長できるかも?!」って思えるから。

『人間はいくつになっても 伸びるもの
 もう以上はない ということはない』

小学校を卒業するとき、担任の先生が書いてくれたメッセージ。
子どもの頃はピンと来ていなかったけど、なぜか宝物のようにずっと手元に持っていた。

今になって、その意味がこんなに重みを増して感じるようになるとは・・・
書くことは、何もない「ゼロ」の私に、「イチ」が足されていく感覚を与えてくれるのです。

まとめ

「発信すること」が目的ではじめたブログ記事は
もう一年・・・
まだ一年・・・

自分の中の「サボり虫」と葛藤しながら、
先を行く人たちの言葉に励まされてメンタルブロックを一つずつ乗り越えていく。

「読むのを楽しみにしています」とか、
「なるほど!って思いました」とか、
たった一人でも読んでくれる人がいると思っただけで頑張れてしまう。

やっぱり、人の言葉で支えられているんだなぁと、つくづく思うのです。

上田 富美子(うえだ ふみこ)

心理学の知識やスキルを日々の生活で活かして、心も身体も健康になって、人生を豊かにしたい人のためにブログを書いています。

臨床心理士・公認心理師・SEP(ソマティック・エクスペリエンス・プラクティショナー)

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